酔いお年を

記憶にございません

青魚の〆が美味い昼から居酒屋「アメリカン居酒屋海幸」(三島)

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1/fゆらぎを思わせる切り身の厚みの差が、またデリシャスで。

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いろいろカッときたので1人各駅停車の旅に。伊東にいくか沼津にいくか迷いながら、なんとなく三島で降りたら大アタリでした。

イートインスペースもある駅前市場を目指していたら、なんか気になる看板を発見。僕の目に狂いがなければ「アメリカン居酒屋」「昼から居酒屋」という文字が見えます。

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入り口は、こう。

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通路が、こう。一回Uターンした僕を責める人はいないはず。

しかし、男というのは粋に生きるもの。ここは面白そうだ、という直感を信じず何を信じればいいのでしょう。ダブルUターン。現地へと向かいます。

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ドアを開けてこんにちわ!

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そこにはバーというかパブというか、少なくとも刺身をプッシュしている日本料理系居酒屋とは違った世界が広がっていました。

マスターいわく「16年前からやってるんだけどね。ちょこっと綺麗にしたけど内装は当時の居抜きのままなんだよ。なんでかって? お金かかるじゃない」と至極納得のいく理由でこうなったそうな。

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「お客さんに『どこがアメリカン?』と聞かれるけど、ほらアメリカ人いるし」

...そ、そうきましたか。

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いただいたのは日本酒三点セット。越後や東北の酒も選べますが、ここは地酒をついでいただいて。左から三島小町、あらばしり(万大醸造)、富士錦寒造り。どれもスッキリとした口当たりで確固とした旨味を感じさせるものでしたねー。富士山の伏流水が作る味ということなのでしょう。

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刺身盛り合わせはマグロがドーンとくるもの。これも十分美味しいのですが、日本酒とがっちりとバロムクロスしていたのは1切れしかなかったシメサバ!

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なのでシメサバとシメサンマを追加でいただきます。キュッ引き締まったうま味が!  ヒカリ☆モノさいこう! これはいいお味ですよ!

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11時オープンでお客がいれば23時くらいまで。いなければ18時にはシャッター下ろして近所の大衆居酒屋で飲んでいるというマスターですから、

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話している間にも飲む飲む。ああ、こういう好きという気持ちを練って固めたおじーちゃんになりてえなあ。

ごちそうさま!



深く、美しい青き水が生まれる柿田川公園(清水町)

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ただただただただ見つめちゃいます。水を。自分を。今を。明日を。何を?

と、だんだんと思考が膨らんで自我の境界線がなくなって、全部どーでもいんじゃねっかなと悟れるような。それが柿田川公園の湧き水です。

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富士山の麓。三島市三島駅は名水どころとして有名です。街中に流れる小川の数々と富士山の伏流水が生まれ出る湧水は見て麗しく、飲んで美味。楽寿園ルートにしろ白滝公園ルートにしろ、川の流れとともにほとりを歩いていると自分の精神に溜まった毒素が抜け落ちて清涼感オーラを身に纏えるような気持ちになってくるんですよね。

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でもその先。三島市の南側で海寄りのところに、柿田川公園という清流どころのラスボスが控えているのです...!

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大小合わせて70ほどの場所から湧き出る水は1日約100万トン! 水質もよく、特定の場所になりますが、湧き水をダイレクトに飲める池もあるほど!

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公園内は極力手を入れないようにしているようで、日本とは思えない原生林的世界が広がりますが、

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実は遊歩道が整備されており、サンダルでも各所の湧き水を見て回れますよ。

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傾斜がついた場所から、とめどなく滲み出てくる、水、水、水。

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ここは、常に川が生まれている場なんですよ。

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過去には製紙工場があり、工業廃水が川を、そして駿河湾を汚していたとのこと。その名残が井戸跡から伺えますが、現在は澄み切った水が湧き出て、短いながらも美しい水系を作っています。

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特に第二展望台から見られる、青い湧き水には圧倒されること間違いありません。僕はここが、世界で最も美しい湧き水だと信じて疑っていません。

ノイズだらけの毎日にお疲れのみなさま。新幹線を使えば東京から1時間ちょい行ける水の聖地に行って、癒されてみませんか。目とココロコリほぐしにいきませんか。