夕方縁側将棋板。そんな立ち飲み屋「立呑焼鳥 阿佐立ち」(阿佐ヶ谷)
安くて美味しいけど、立ち飲みだからさっさと食べて呑んで出ないとダメ...と、誰かが言ったのでしょうか。なんとなくですが、立ち飲み屋には回転率重視なトーンが飲み手にも自主規制的に求められているような気がします。
でも、お店によってはじっくり呑むのもウェルカムみたい。たとえば阿佐ヶ谷の「立呑焼鳥 阿佐立ち」とか。
阿佐ヶ谷駅北口徒歩3分くらい。スターロードの一角にある阿佐立ちは「あさたち」と読みます。「あさだち」ではありません。入店後いきなり店員さんと下ネタトークできるフックがうまい。
見た目にもコンパクトなお店ですが、入ってみるとやっぱり狭め。でも「最高14人入ったことあるんですよあははー」って凄いな! ここで! 14人か!
なお外でも飲めますし、座って一杯やりたい人は斜め向かいにある「阿佐立ち はなれ」にどうぞ。テーブルもカウンター席もありますよ。
同店のイチオシはなんといっても、つくね! メニューには「生つくね」とありますが、ヤキを入れる前が生というだけで、できあがりは熱々です。
これ、刻んだガリが入っているんですよ。肉汁いっぱいでジューシー!というだけではなく、脂感がサッと身を引くさっぱりな味わいでもあるんです。おすすめ!
朝に仕込んだ新鮮なレバーをタレでいただく「モツ」も、コリコリの「ハツ」も全部美味しい。
ニクの柔らかさにはこだわりがあるみたい。立ちなのに。
他のメニューもハズレなし。馬肉ユッケは引き締まった赤身をごま油×醤油×黄身でいただきます。んー、グレイト。酒すすむわー。
焼きたてのチーズチジミがまたねえ...焼けたチーズの香りがねえ...。隣で頼まれちゃうとねえ...。
野菜モノが欲しいときは湯豆腐を! 1人前500円から注文できて、おなかいっぱいになれます。
赤ホッピー(55ホッピー)が頼めるのも嬉しいポイント。しかも!
焼酎は別グラスにいっぱいいっぱい。ぶっちゃけ2杯分のナカがついてきます。リーズナブル!
そしてアナログなゲームを持ち込んで遊べます。初めて会うお客さん同士で対戦できます。
広い面積を必要とするゲームだと皆さんの迷惑になっちゃうのでアレですが、これくらいのサイズであれば大丈夫みたい。
こないだ行ったときは、懐かしの型抜きを持ってきていたお客さんがいて、「何コレ知らない」「ウソでしょー!」「うまく抜けたら酒2杯おごるよ」「やる!」で型抜き大会スタートです。
一杯でも飲んでいたらできないよこんなの! ちくしょう!
しかも店員さんは素手でチャレンジ。しかもイイトコロまでいってた!
こういう居酒屋がある街っていいよね。ステキだよね。